薪ストーブシーズンも終わりに近づいてきました。
今年はもう焚かないかな?と感じたらメンテナンスの計画を立てるベストタイミングです。
一番大切なのは煙突掃除です。
この冬に焚いた薪から出た煤(スス)が煙突内には付着しています。
しっかりと乾燥した薪を、不完全燃焼させる事なく綺麗に焚いていれば取れる煤の量はわずかとなります。
しかし、薪の乾燥不十分や燃焼用酸素の供給が不十分な事により不完全燃焼を頻繁に起こしていた場合は煙突に大量の煤が付着している事も考えられます。
煤がそのまま蓄積すると最悪は煙道火災(可燃物である煤が煙突内で延焼する事)に繋がり大切な家屋を失う事にも繋がりかねません。
更には近隣にお住まいの方へも多大な悪影響を及ぼす事も考えられます。
そうした理由からも弊社では煙突掃除を最低でも1年に1回以上行う事を推奨致しております。
特に近年の薪ストーブは空気調整がシビアにコントロール出来るので酸素不足による不完全燃焼を起こしやすい傾向にあります。
旧型薪ストーブ以上に、使用状況の確認を兼ねたメンテナンスが必須となります。
それは人間で言うところの健康診断です。
これで、メンテナンスの必要性を充分にご理解いただけたかと思いますが、計画を立てるタイミングが何故今なのかという事ですが…
最大の要因は、放っておくとすぐに次のシーズンが来てしまいメンテナンスを受けないまま使用を開始してしまう場合があるからです。
また、薪ストーブの取付を行った業者にメンテナンスを依頼するのが一般的な流れですが、取付業者は秋頃からは薪ストーブの設置工事が続きメンテナンスに巡回出来ないケースも考えられます。
更には、春先はスケジュールに余裕もあり希望の日程で作業を受ける事が出来たり、メンテナンス申し込みの早期割引を設定しているケースもあります。
以上の理由から薪ストーブユーザーにとって必須である煙突掃除のプランニングは今以外には無いはずです。