どれほど薪ストーブのクリーン性能が高くても、薪がしっかり乾燥されたものになっていなければ煙突から煙を吐き出し続ける事になりかねません。
先進のクリーン性能を備えたPurevisionシリーズも例外ではありません。
乾燥不足の薪を焚けば、薪の水分で炉内温度が上がらず十分な暖が取れない上に、不完全燃焼を続けて煙突に煤やタールが張り付き最悪は煙道内火災(※1)を引き起こす要因になりえます。
さらに、PMや一酸化炭素など地球へ悪影響を及ぼす成分を多量に含んだ排気ガスとなり環境破壊を助長させる要因ともなります。
また、近隣住民の方から煙を指摘され使用禁止に追い込まれるケースもございます。
薪ストーブはクリーンなイメージがありますが、使用方法によっては環境破壊の要因そのものなのです。
薪ストーブ先進国のイギリスでは薪ストーブの排気ガスを規制するのと同時に、薪の供給会社へ立ち入り調査をおこない薪の乾燥度合いを計測し、政府の後押しを受けた団体が認可を与えるという枠組みが存在します。
環境改善の為に、政府・薪ストーブ業界が一丸になって認可された薪を使用するよう推奨しています。
その際の乾燥度合い(水分含水量%)は20%未満とされています。
Ecodesignready取得のPurevisionと水分含水量20%未満の薪が揃えば、薪ストーブライフが環境破壊の要因から環境改善の手段となりえる程の差が生じるのです。
地球環境を守る為、周辺住民への煙の配慮を含めてしっかりと乾燥させた薪を焚く事を徹底していただければ幸いです。